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失業保険と退職理由 不当な配置・職種転換などの場合
(6)事業主が労働者の職種転換等に際して、当該労働者の職業生活の継続のために必要な配慮を行っていないため離職した者

会社が、仕事を続けていけるように配慮してくれない場合です。
私、朝起きられないんで、営業開始時間を10時からにして下さい。というのは、配慮ではないです(笑)
いや、それは辞めろって言ってるのと同じですよね?直接辞めろとは言ってないけれど、辞めろってことですよね?と他の人が聞いても思うかどうかです。
一般的な基準とされているのは、以下の4つになります。

1.採用時に特定の職種を遂行するために採用されることが労働契約上明示されていた者について、当該職種と別の職種を遂行することとされ、かつ、当該職種の転換に伴い賃金が低下することとなり、職種転換が通知され、職種転換直後に離職した場合。

例)営業職で採用されたのに、事務職に配置転換・職種転換させられた、配置転換・職種転換により、給料がダウンした。
・この場合の給料(賃金)には残業代などは含みません。会社が忙しかろうが暇だろうが、固定的にもらえる金額で判断されます
・配置転換・職種転換の直後、(だいたい3ヶ月まで)に退職した場合です
※配置転換・職種転換が1年以上前から、言い渡されていた場合には除外されます。(それだけ準備期間があったら、身の振りようを考えられたでしょ?ということらしいです)
□ハローワークに持参したい資料□
採用時の労働契約書、職種転換・配置転換の辞令(コピーでも可)、賃金台帳など

2.採用時に特定の職種を遂行することが明示されていなかった者であって一定期間(10年以上)同一の職種に就いていたものについては、職種転換に際し、事業主が十分な教育訓練を行わなかったことにより、労働者が専門の知識又は技能を十分に発揮できる機会を失い、新たな職種に適応することが困難なため離職した場合。

例)入社以来、ずっと営業職で働いてきたのに、突然、システム開発部門のエンジニア職に職種転換された。会社側は「あくまでも、ジョブローテーションです」と言うかも知れませんが、なんかオカシイですよね。
特定の業種に就くことが明示されていなかった場合なので、退職強要なのか、会社の裁量の範囲内でおさまるのかが、非常にあいまいで争いのあるところです、なので、
・10年以上同じ職種に就いていた
・職種転換に際し、会社が必要な教育訓練を実施しなかった
・専門知識(技能)を発揮する機会を失い、新たな職種に適応できず、退職
という、より細かい基準が示されています。
※職種転換に際し、会社が必要な教育訓練を実施し、同業種に他職種から転換した人が適応できている場合は、原則として、この基準に該当しません。
□ハローワークに持参したい資料□
採用時の労働契約書、配置転換の辞令(コピーでも可)など

3.労働契約上、勤務場所が特定されていた場合に遠隔地に転勤を命じられ、これに応じることができないため離職した場合が該当します。
・遠隔地=通常の交通機関を利用して通勤した場合で往復4時間以上
・在籍出向の場合も含みます
□ハローワークに持参したい資料□
採用時の労働契約書、転勤の辞令(コピーでも可)など

4. 権利濫用に当たるような事業主の配転命令がなされた場合
家族的事情を抱える労働者が、遠隔地に転勤を命ぜられたため離職した場合等が該当します。
例)常時本人の介護を必要とする親族の疾病、負傷等の事情がある場合
□ハローワークに持参したい資料□
転勤の辞令(コピーでも可)など
| 失業保険と退職理由 | 17:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
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日向 咲嗣
失業保険−聞いたことある!
もらい方−知らない(><;)
という人にぴったり。
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