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退職後の健康保険 任意継続と国保加入って何が違うの?
社保の扶養に入れない場合、
会社健康保険(社会保険)の任意継続、(以下、任意継続)それとも、国民健康保険(以下、国保)に加入のどちらかを選択することになります。

任意継続の保険料は、現在(在職中)の健康保険料の2倍になります。
国保の保険料は、お住まいの自治体し、ご自身の収入等で異なるので、なんともいえません。

なので、任意継続にするか、国保にするかを考えられる場合には、
区役所などで、ご自身の国民健康保険料が、どれくらいの金額になるのかを確かめてください。

一般的には、任意継続の方が保険料が少なくてすむようです。

なぜならば、退職1年目の国保の保険料は、働いていた時の収入が計算の基礎になっているので、
「これは何かの冗談か?」「いや、計算間違いなんじゃないの?」と窓口に問い合わせしたくなるくらい高額です。
(『間違っていませんが、何かご不明な点でも?』といわれたのは、私です)

まぁ、これで、任意継続と国保の保険料に歴然とした差があれば、当然、安いほうを選ばれれば良いと思うのですが。

問題は、任意継続と国民健康保険の保険料が同じくらいの場合です、
どうしようかなぁ?他に何が違うんだろう?と思われますよね。

任意継続と国保で決定的に違うポイントが2つ有ります。
それは、傷病手当金出産手当金有無です。

任意継続の場合、傷病手当金と出産手当金のどちらも支給の対象になります。国保は対象外、というかその制度自体ありません。(市町村の国民保険ではなく、「国民健康保険組合」の場合は、傷病手当金の対象になりますが、任意継続のシステムはありません。)

傷病手当金−病気やけがのために、連続して4日以上勤めを休んでいるときに、もらえるお金。(ただし、事業主(会社)から十分な報酬が受けられない場合に限る。3日間は待期期間で4日目以降が支給の対象。)

出産手当金−被保険者が出産のため会社を休み、事業主(会社)から報酬が受けられないときにもらえるお金。 (産前42日分、産後56日分)

特に、出産手当金の支給は、任意継続中の出産だけではなく、
社保に1年以上加入していた人は、社保の資格喪失から6ヶ月以内の出産も支給の対象になるので、仕事を辞めて、2年半以内に子供を生むかも知れない、という思いから、私は任意継続にしました(保険料も国保より断然安かったので)

傷病手当金に関しては、社保に1年以上加入されていた方であれば、任意継続しなくても、国保加入でも、傷病手当金は受けられるそうです。(社保に1年以上加入していない場合は、任意継続の必要があります)詳しくは、会社の担当の方や、社会保険事務所等にお問い合わせくださいね。

ただし、現国会に、
・傷病手当金及び出産手当金の支給対象から任意継続被保険者を除くこと。(任意継続の人には、傷病手当金も・出産手当金も、あげませんよ。)

・資格喪失後六月以内に出産した者に支給していた出産手当金を廃止すること。(会社の健康保険に入っている時しか、出産手当金はあげませんよ。)
という、改正案が提出されていて、今後どうなるのかは、わかりません。

この案さえなければ、任意継続の方がお得です!と言い切れたのに、残念です。
任意継続は2年間必ず加入し続けないといけない、というのが建前ですが、任意継続の仕組みを利用して、短期間で任意継続を脱退し、国保に加入することはできますので、

迷われるのであれば、特に女性の方であれば、現時点では任意継続をおススメします。
                          任意継続の注意点


2006/12/17追記。
■出産手当金に関して■
平成19年4月1日から、任意継続中に出産された方、資格喪失後6ヶ月以内に出産された方は、出産手当金の対象になりません。
ただし、経過措置があり、
・平成19年5月11日までの出産予定日・出産(多胎の場合、同7月6日まで)
・被保険者期間が1年以上
という条件を満たす方は、現在の法律で出産手当金の支給を受けることが出来ます。

■傷病手当金に関して■
平成19年4月1日より、任意継続被保険者は、傷病手当金の支給の対象になりません。
ただし、経過措置があり、
・平成19年3月31日において、傷病手当金を受けていた、受けられる状態だった
という場合は、引き続き傷病手当金の支給を受けられます。

■継続給付に関して■
出産手当金や傷病手当金に関しては、
資格喪失後の継続給付という制度があり、
・被保険者期間が1年以上
・資格喪失時に傷病手当金を受けていたか、受けられる状態だった
・資格喪失時に出産手当金を受けていた、受けられる状態だった
という場合には、引き続き、傷病手当金や出産手当金の給付を受けることができます。
| 退職後の健康保険 | 05:05 | comments(11) | trackbacks(0) |
コメント
だんぼさん、初めまして。コメントありがとうございます。
実際の経験者の方からのコメントは大変ありがたいです。

退職後に傷病手当金を受けようとする場合、
任意継続しなくても、傷病手当金が受けられる場合と、
任意継続しなければ、傷病手当金が受けられない場合があります。

境目は、社保(だんぼさんが会社の保険と仰っているものです。正確な言い方ではありませんが、社保と書く方が、多くの方にわかっていただきやすいようなので、社保という言い方をつかっております。)に継続して1年以上加入しているかどうか、になります。

社保に1年以上加入していない場合は、任意継続をしないと傷病手当金の対象にはなりません。

ですので、退職後に選ぶ保険の種類には関係がありませんとは、言い切れません。

ここまで、本文中で説明すればよかったのですが、説明不足で申し訳ありませんでした。一部、追記をしましたので、これで、誤解を招かないですむかと思います。貴重なご指摘ありがとうございます。

国民健康保険料の算定は、各自治体や所得状況などにより、異なっておりますので、
だんぼさん場合は、国民健康保険料の方が安かったということでしょう。
賢い選択をされたという事で、とても良かったと思います。

2度に渡っての、コメント本当にありがとうございました。
| jun2 | 2006/07/21 8:36 PM |
上のコメントは間違えました。
「退職後2年半以内に子供を生む可能性がある場合は任意継続を薦める」というのはその通りです(^^)
| だんぼ | 2006/07/21 12:15 AM |
はじめまして。
コンテンツの無いように感銘を受けました。自分も退職を経験したので補足させてください。

まず、傷病手当は在職中の保険によって給付条件が決まるので、退職後は国保でも任意継続でも関係が無いことも明記していただいたほうがよいかと思います。

※あくまで“在職中に”国保だった人には給付されない(制度が無い)ので、退職後に選ぶ保険の種類には関係がありません

あと私の場合は特殊かもしれませんが、退職前に自宅休養していたため、継続よりも国保の方が圧倒的に安かったので国保に換えました。
そして、その後も会社の保険より給付を受け続けました。

出産給付金についてはわかりませんが、上記と同じ条件である場合には、「退職後2年半以内に子供を生む可能性がある場合は任意継続を薦める」というのは誤りの可能性があります。
| だんぼ | 2006/07/21 12:12 AM |
KEI様、こんばんは。

少しはお役に立てたようで何よりです。

私は、一退職者であって、特別な資格持ちという
訳ではないので、知っていないだけで、
もしかしたら、他にお得な方法があるかもしれません。

配偶者の会社の方に確認されるなどして、
ご自身たちに一番メリットのある方法をお選び下さい。

6月末の退社ということであれば、気忙しい最中だと思いますが、どうぞご自愛下さい。

| jun2 | 2006/06/23 10:12 PM |
ご丁寧な回答ありがとうございました。

「出産育児一時金、出産手当金の対象となるのは、被保険者のみとなりますので、扶養に入られる場合には、対象になりません。」

この部分を知らずにいたので、貰いそびれるところでした。ありがとうございます。妻は社保に1年以上加入していますので、任意継続にしたいと思います。

夫婦揃って、任意継続するしかなさそうですね。負担が大きくて大変ですが、仕方ないです。

ありがとうございました。

| KEI | 2006/06/23 5:22 PM |
KEI様、初めまして、コメントありがとうございます。

頂いたコメントの内容からの回答となります。
詳しくは、ご自身・配偶者の勤務先にて確認を願います。

・まず、ご自身の社会保険の任意継続に関してですが、
退職までに、継続して2か月以上の被保険者期間があることという条件がありますが、
こちらは、勤続が半年以上ということなので、問題なく継続できると思います。

退職後20日以内に届出が必要となりますので、
お勤め先の人事・総務の方に任意継続をする旨を伝えて下さい。

・次に配偶者が保険の扶養に入れるかですが、
「年間の収入が130万円未満であること」という制限があります。

※判断の基準としては、
退職後、今後1年間の見通しとして、年収が130万円未満かどうかになりますので、
当面、就職の予定はなしとのことですので、建前的には、扶養に入れるはずですが、
(配偶者が失業保険を受給する期間は、扶養から外れる必要があります)
正直、会社により(健康保険組合や社会保険事務所の運営状態によって)
扶養に入れるかどうかの認定に差があるのが現状です。

KEI様の会社に配偶者が扶養に入れるかどうか問い合わせてをしてください。

・出産に伴う、手当金、一時金とのことですが、
出産育児一時金、出産手当金の対象となるのは、被保険者のみとなりますので、
扶養に入られる場合には、対象になりません。

被扶養者が出産する場合、家族出産育児一時金という制度もありますが、
被保険者が退職している場合には、この制度の対象にはなりません。

では、配偶者が任意継続した場合ですが、
出産育児一時金、出産手当金の対象になるのは、
『退職日までに継続して1年以上被保険者であった人が』
『退職日の翌日から、6か月以内に出産をしたとき』になります。
退職されるまでに、社保に1年以上加入されているか、ご確認下さい。
| jun2 | 2006/06/20 9:34 PM |
はじめまして。32才の男です。

勤務年数は、夫婦とも半年以上です。

来月、夫婦とも同時に退職します(別々の会社です)。今までは、それぞれ会社健康保険に加入しております(扶養ではありません)。子ども二人は、夫の扶養です。

10月に、妻が三人目を出産予定です。
当面、夫婦とも、就職の予定はありません。

夫は健保の任意継続をして、妻は夫の保険に扶養というのは、可能なのでしょうか?

出産に伴う、手当金、一時金で不利な点はありますでしょうか?
| KEI | 2006/06/20 6:36 PM |
通りすがりさん、こんばんは。

今日も見に来て頂いて、ありがとうございます!

退職・失業について何も知らず、
何か起きるたびに、わからないo(><)oの連続で(汗)

これから、退職する方に私と同じ想いをして欲しくない!という気持ちから現在に至っています。

通りすがりさんの文章がきつい言い方だったとは、思っていません。お気遣いありがとうございますm(__)m

最後になってしまいましたが、
通りすがりさん、お仕事頑張ってください。
| jun2 | 2006/03/23 3:55 AM |
jun2さん、初めまして。
早速コメントいただき、ありがとうございます。
挨拶も抜きに突然コメントを書いてしまって申し訳ありませんでした。
お役に立てたのであれば光栄です(^^)
後で文章を見返したら…随分きつい言い方になっていたかもしれない、と思いました。
わざとではないので、お気を悪くしないでください(^^;
ちなみに、傷病手当金も出産手当金と同じく、
支給金額は1日につき標準報酬日額(月額÷30)の6割です。

私も失業経験がありますので、
その時にこういうサイトがあったら良かったな、と思いました。
幸い現在は職に就けていますが、国保が高いというのは勉強になりました(笑)
これからもぜひ頑張ってください。
| 通りすがり | 2006/03/23 1:38 AM |
通りすがりさん、初めまして。
ご指摘ありがとうございます。4日目以降が支給の対象になるという言葉が抜けていたので、非常に不親切な記載だったと思います。
より分かりやすくするため、本文を編集しました。
出産手当金に関しても、詳しくコメントいただきありがとうございます。1エントリー分、通りすがりさんに助けて頂いた感じです^^
| jun2 | 2006/03/22 2:27 AM |
すみません、傷病手当金のところの記述ですが…
「連続して3日以上勤めを休んでいるときに」とありますが、
正しくは「4日以上」です。
最初の3日は待機期間となり、支給対象にはなりません。

また、一応参考までに…
・出産手当金は、予定日よりも出産日の方が後になれば、
 その分プラスして支給されます。
 逆に出産日が早ければ産前が短縮されます。
・支給額は、だいたい働いていた時にもらっていた給料の約6割です。
(正確には標準報酬月額を30で割った日額の6割)
| 通りすがり | 2006/03/22 1:52 AM |
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日向 咲嗣
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