失業保険 その8 被保険者期間とは?(後編)
※2007年9月30日以前に退職された方は、被保険者期間とは?(後編)をご覧下さい。

それにしても、わがままなポイントカードですよね。
こんなポイントカードがあったら、ちゃぶ台投げますが…、
ですが、これが失業保険ワールドなのです。
細かいルールを知らないと、落とし穴にはまりそうだと思いませんか(涙)

なんとなくお分かりだと思いますが、前回の例えの

・還元されるポイント=失業保険でもらえるお金(基本手当)です

・ポイントカードの加入期間=被保険者であった期間

・ポイントの対象になるのは(算定対象期間)来店日(退職日)前の2年間。2年間のうちポイントに反映される月(被保険者期間)が、12ヶ月以上必要
◇12ヶ月ないと→失業保険はもらえません

・ポイントに反映されるかどうかは、1ヶ月の来店回数が11回以上あるかで判断されます、1ヶ月に11日以上働きましたか?という事です

◇1ヶ月に11日以上働いていないと→その月は失業保険の金額を計算する月にはなりません
◇有給休暇を取った場合→働いた日数(賃金支払基礎日数)としてカウントできます

※この1ヶ月は、普通のカレンダーと区切り方が違います※
退職日の翌日(資格喪失日)から1ヶ月ずつさかのぼって区切ります、(12月25日退社なら、12月25日から11月26日、その次は、11月25日から10月26日という風に)

・還元されるポイント(失業保険の金額)は、ポイントが反映される月(被保険者期間)の利用額(給料の額)で決まります

・どの月のポイントを還元の対象にするか、あなたが選ぶことはできません
退職日に近い月から、順に被保険者期間になるかどうかを判断されます。

算定対象期間は、短時間労働被保険者とそれ以外の一般被保険者が一本化されたため、余裕を持った設定になっています。

算定対象期間は2年ですが、2年間働いていないとダメという事ではありません。
被保険者期間が12ヶ月あれば良いので、最短12ヶ月で失業保険はもらえる事になります。
(もちろん、11日以上働いた月が12ヶ月必要です)

さて、それでは、あなたはいつ失業保険をもらえるんでしょうか?
| 失業保険 | 02:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
失業保険 その7 被保険者期間とは?(中編)
※2007年9月30日以前に退職された方は、被保険者期間とは?(中編)をご覧下さい。

ここに1枚のポイントカードがあります。
発行元が、結構わがままというか高飛車なので、ポイントの還元には、細かいルールがいくつかあります。
しかし、あなたには選択の余地はなく、細かいルールにのっとってポイントの還元を受けるか、潔く諦めるか、2つに1つです。

あなたは、これまで、ずっとポイントカードの会員で、ずっと使ってきたので、かなりポイントがたまっているはずです。
今日はポイントの還元を受けようとお店にやってきました。

あなた「すみません、これまでに貯めたポイントを使いたいんですけど。」
発行元『じゃ、ポイントカードはお持ちですか?』
あなたは、ポイントカードを渡します。
発行元『調べてきますんで、お待ち下さい。』

なんと、カードを使うには、あなたがポイントの還元を受けられる資格が発生しているか、発行元は調べると言うのです。
ポイントの還元を受けるのは会員の特典なんだから当たり前だろ!とムッとしますが、
発行元が言うには、ポイントの還元を受けるには、入会後ある程度の期間がたっていないとダメなのです。
ホッ、あなたは、ポイント還元が受けられるようです。

これまで貯めてきたポイントを全部使おうとしたあなたに、発行元が待ったをかけます。

発行元「申し訳ございませんが、ポイントの対象になるのは、来店日前2年間となっておりますので、それ以前の分はお使い頂けません…。」
あなた「じゃぁ、2年分のポイントは全部使えるんですね?」
発行元「いえ、2年分まるまるではなく、ポイントの対象になるのは、そのうちの12ヶ月分でして…。おや、8月は、当店にお越し頂いた回数が少ないので、8月分はポイントになりませんなぁ。』

あなた「いや、来店回数って、何よ?」
発行元「1ヶ月のうち11日以上お越しいただいて、初めてその月のご利用分がポイントになるんです。」
あなた「うーん、8月は11日以上来たと思うけど?」
発行元「8月1日から8月31日ならそうなんですが、来店日が、12月25日ですので、12月25日から11月26日、11月25日から10月26日という風に、1ヶ月を区切りまして、その1ヶ月の中で、来店が11日以上必要なんです…。」
あなた「へっ?そんなの聞いてませんけど???」
発行元「入会申込書の規約には、確かに記載がございます。どうされますか、ポイントの還元はお止めになりますか?」

知らないことだらけで混乱しつつも、ここまできたら、意地でもポイントを使ってやる!あなたはそんな気持ちになっています。
あなた「・・・(なんか騙されてる感じだけど)分かりました。じゃ、来店回数が少なかった月は諦めますから。手続きを進めてください。」
発行元「かしこまりました。…お客様、ポイントの対象になる月は16ヶ月分でした。ようございましたね、12ヶ月に満たなくて、泣く泣く帰っていかれる方も多いんですよ。』

あなた「(何がいいんだかね…)来店回数が少なくて諦めた月もあるんだから、せめて、高額のポイントが発生する月を選ばせてよ!
発行元「お気の毒なんですが、この月のポイントをという風に、お選びいただけないシステムでして…。」
あなた「(こみ上げる怒りを抑えつつ)じゃ、どうなるんですか?」
発行元「ポイントとして数えるのは、来店日に近い月が優先して6ヶ月分ですよ。ですので、12月、11月、10月、9月、うーん、8月と7月はダメだから、6月、5月、ですね。」
あなた「…(8月と7月は利用額が多かったのに…)」

発行元「お待たせしました、12月、11月、10月、9月、6月、5月を基にポイントの計算をしました。総額○○ポイントですね。」
あなた「じゃ、すぐ使います。」
発行元「お客様、まさか…ご存知ないのですか?ポイントがご利用いただけるのは、早くても4ヵ月後ですよ。」
        このポイントカードは、実は…被保険者期間とは(後編)
| 失業保険 | 02:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
失業保険 その6 被保険者期間とは?(前編)
※2007年9月30日以前に退職された方は、被保険者期間とは?(前編)をご覧下さい。

前回の失業保険をもらう条件のところで、
雇用保険の「被保険者期間」という風に、さらっと流してしまいましたが、何のことだか、お分かりになられますか?

雇用保険の被保険者期間という文字を見ると、雇用保険がかけらている期間、ふむふむ!「雇用保険に加入している期間」と思うのが自然ですが、そうじゃないんです(涙)

雇用保険の世界には、○○期間というものが何種類か出てきます。
数文字違いで大違いなのですが、これまでにあまり縁のない言葉なので、言葉のイメージで判断すると、危険です。

最悪の場合、もらえると思っていた失業保険がもらえなかった、
という事にもなりかねないので、説明していきます。

被保険者期間−失業保険でもらうお金の金額(基本手当)を計算する時に使う期間。
離職日からさかのぼって、被保険者であった期間を1ヶ月ごとに区切り、それぞれの期間の中に働いた日数が11日以上ある期間を、被保険者期間1ヶ月と数えます。
◇この期間が足りないと→給付の対象になりません
◇この期間の賃金が低いと→失業保険の金額が少なくなります

被保険者であった期間−失業保険をもらえる日数(所定給付日数)を計算する時に使う期間。(算定基礎期間ともいいます)
雇用保険に加入していた期間です。退職後1年以内に再就職した場合は、それ以前の期間も合算できます。
◇退職から1年を過ぎると→この期間はリセットされます。
◇失業保険をもらった場合→この期間はリセットされます。
 
算定対象期間−被保険者期間を数えることができる期間。(原則、退職日以前の2年間。例外的に最大4年まで延長可能)  
◇この期間外だと→被保険者期間を数えることができません。

かたい言葉の羅列だと、分かりにくいと思うので、次回は、例え話を使ってご説明しますね。
                  もっと分かりやすく、被保険者期間

もう分かった、これ以上、説明には及ばねぇ、という方はどうぞ次にお進み下さい。そう、気になる、失業保険はいつもらえるのか?です。
| 失業保険 | 02:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
失業保険 その5 失業保険は誰でももらえる?
では、雇用保険に加入していれば、会社を辞めれば、誰でももらえるんでしょうか?
残念ながら、そうではありません。

※2007年9月30日以前に退職された方は、失業保険は誰でももらえる?をご覧下さい。

1.(雇用保険)被保険者期間が、
退職日以前の2年間に12ヶ月以上あること。※

2.「失業中の状態」であること。
=就職する意思があり、いつでも就職できる能力があるにもかかわらず、就職できない。

が条件になり、1・2を両方とも満たす必要があります。
例えば、1は満たしているけれども、
仕事を辞めて、しばらくノンビリしようかしら?
学校に行って、みっちり勉強しよう、
家事・育児に専念しよう、
という方は、2を満たせない・満たしていないと判断され、失業保険をもらえる対象にはなりません。

この条件に当てはまるかどうか、失業保険がもらえるのかを(受給資格の有無)判断するのは、あなたではなく、ハローワーク(職安・職業安定所)になります。



          2年間で12ヶ月以上必要?被保険者期間ってなんだ
| 失業保険 | 02:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
失業保険 その10 失業保険の申請は、お早めに!
失業保険について調べていると、できるだけ早く、離職票を手に入れ次第、ハローワークに行くように!とあります。(意図的に遅くいった方が得するケースもあります)

これは、手続きを始めないと、お金が全く入ってこないのも理由ですが、

失業保険をもらえる有効期限(受給期間)が、会社を退職した翌日から起算して1年間と決まっているからです。
要するに、2006年4月30日に退職した人は、2007年の4月30日までしか、失業保険をもらう資格が無いのです。

例えるなら、ポイントカードでしょうか。
どんなにポイント(所定給付日数)があっても、ポイントカードの有効期限が切れたら(受給期間満了)、ポイントは使えませんよね。

本当に、キレイさっぱりと消えてしまいます。復活しません
先ほどの例なら、思いっきり遊んで、2007年5月1日に、ハローワークに行っても、1円ももらえません。何日もらえたはず、何日残ってる、全て問答無用で、消滅です。あんまりにも悲しすぎます。

中には、所定給付日数が330日、360日という方もいらっしゃいますよね。これはさすがに有効期限1年で全てのポイントを使うのは無理があるので、
◇所定給付日数が330日の場合、受給期間は1年+30
◇所定給付日数が360日の場合、受給期間は1年+60日 となっています。

・受給期間の延長ができるのは
病気・ケガ妊娠出産育児(3歳未満の乳幼児)親族の介護などの理由で、30日以上職につくことができない場合です。

働くことのできない期間(最長3年延長可能です。(ただし、4年を越えることができません)

30日以上職につくことができなくなった日の翌日から1ヶ月以内にハローワークに申請します。(代理や郵送での申請も可能)

・60歳以上で定年退職された方にも、受給期間の延長の制度があります。
延長できる期間は、最長で1年間。定年退職された、翌日から2ヶ月以内に、ハローワークで申請してください。

次回は、あなたがどれくらいの期間、失業保険をもらえるか確認しましょう。
| 失業保険 | 03:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
失業保険 その9 失業保険はいつもらえる?
残念ながら、失業保険は、退職してすぐには貰えません。

退職してから、1ヶ月半位か4ヶ月位のどちらかになります。

これは、退職理由で区別されています。(ハローワークでは、離職理由と言っています。)

退職理由は、会社都合自己都合に分けられ、
会社都合のほうが、保護が手厚くなっています。

・会社都合−会社の倒産、解雇(懲戒解雇は除く)、厚生労働省令で定める理由により、退職した場合。
・自己都合−それ以外、自分の意思で退職を希望した場合。

雇用保険法上は会社都合ではなく、特定受給資格といい、該当する人の事を、特定受給資格者と呼びます。

特定受給資格というと、何か堅苦しいですね、
自分に非は無いのに、辞めざるを得なかった人、ならイメージしやすいでしょうか。

当然、失業保険をもらうのに1ヶ月半位ですむのは、
−会社都合(特定受給資格者)の場合です。

自己都合の場合、退職後4ヶ月位しないと、失業保険は振り込まれません。

なお、退職してから、1ヶ月半、4ヶ月というのは、
平均的なスピードで、手続きした場合です。

ハローワークで手続きをするのが、遅ければ、遅いほど、
失業保険をもらうのも、遅くなります。

手続きが遅ければ、失業保険がもらえない事だって、あります。
次回は、失業保険の申請はお早めに!です
| 失業保険 | 13:55 | comments(6) | trackbacks(0) |
失業保険 その4 雇用保険に入っていない、どうしよう。
ひと口に、雇用保険に入っていないといっても、
入らないといけないのに、入っていない人と、
入れない人がいます。

入れない人というのは、雇用保険の対象ではない人で、
65歳以上で新たに雇用される人や、業務委託と言う形で働いている人が当たります。

業務委託で働く=雇用契約ではないので、
給与ではなく、業務委託費が会社から支給されているはずです。
(事業所得ということで、確定申告をなさっていると思います)

そのほか、完全歩合制の方など、外部スタッフ扱いの方も、(直接の雇用関係にないとされている方)雇用保険の対象ではありません。

入らないといけないのに、入っていない人、お待たせしました、

正々堂々と会社に、雇用保険に加入するよう頼んで下さい。

退職後でも、会社が雇用保険に加入してくれれば、
退職前2年までは遡って加入できます。雇用保険料は支払わないといけませんが、受給資格は発生します。
(遡れるのは、2年までなので、10年働いた人でも、雇用保険には、2年間しか加入していなかったのと同じ扱いになります。)

…しかし、残念ながら、はい、そうですかと、加入してくれる会社は、
ほとんどありません

雇用保険未加入というのは、立派な法律違反ですが、
会社は、法律違反を知っていて、なおかつ加入していないというのが、実情だからです。

では、会社に断られたら、それで終わりかというと、そうでもありません。
ハローワーク労働基準監督署で相談しましょう。

雇用契約書雇入通知書給与明細出勤表タイムカードのコピー等を持っていくと話がスムーズかと思います。
(あなたがその会社で働いている・働いていたことが分かる書類が必要です)

会社に対して、雇用保険に加入するように指導するはずです。

従業員数20名以上の事業所であれば、職権で強制加入というのもありえます。

これで会社が加入してくれれば、ひとまず安心です。
| 失業保険 | 02:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
失業保険 その3 これで、雇用保険に入っているかわかる。
一番わかりやすいのは、給与明細を見ることです。
雇用保険料として、天引きされてれば、大丈夫です。

ドキドキ、どうでしょう。
健康保険料や厚生年金、所得税などの項目の側にあると思うのですが…。
なければ、残念ですが、雇用保険には加入していません。

手元に明細がない場合、次回の給料日まで待つか、再発行を頼むか、会社に聞くか、

そんなのできない、待てないと言う方は、
ハローワークに出向いて、問い合わせをしましょう。
(代理人・郵送でも可能)

記入する用紙は、「雇用保険被保険者資格取得届出確認照会票」
長ったらしく、難しい名前ですが、
名前・生年月日・事業所(会社)の名前が記入できれば、確認できます。

本人確認の為、身分証が必要です。(運転免許証・国民健康保険被保険者証や住民票の写し等)

郵送で申請する場合、「雇用保険被保険者資格取得届出確認照会票」+
身分証のコピー。

代理人が申請する場合、委任状も必要です。

問い合わせをするハローワークですが、
事業所の所在地を管轄するハローワーク、
自分の住所を管轄するハローワークのどちらでもかまいません。

結果は、「雇用保険被保険者資格取得届出確認照会回答書」で分かります。

トラブル防止のため、電話で問い合わせても、答えられないとのことです。

では、雇用保険に加入していないとわかった場合、
泣き寝入りするしかないんでしょうか?
| 失業保険 | 22:14 | comments(2) | trackbacks(0) |
失業保険 その2 雇用保険、加入していて当たり前?!
雇用保険に入っていないと、失業保険がもらえないのは、わかった。
でも、自分は会社に勤めてるんだから、大丈夫!加入してる!

はたして、そうでしょうか???

正社員で勤務していて、保険制度や厚生年金の制度がある、
と言う方は、このページはすっ飛ばして下さい。
ほぼ間違いなく、雇用保険には加入しているはずですから。

パート・アルバイト・契約社員・パートナー社員、派遣社員の方は、(非正社員の場合)
一定の要件を満たせば、雇用保険に加入が必要です。
逆に言うと、要件を満たしていなければ、加入していないと思った方が良いでしょう。

一定の要件とは、

1.1年以上引き続き雇用されることが見込まれる。
2.1週間の所定労働時間が20時間以上であること。  の2つです。


正社員の方でも、中小企業だと、危険性はあります。
違法なのですが、加入してない企業もあるのが実情です。

では、どうすれば、雇用保険に加入しているか分かるのでしょうか。雇用保険に加入しているかの調べ方
| 失業保険 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
失業保険 その1 失業保険って何?
失業保険て聞いたことあるけど、良く知らないと言う方。
初めての退職の方なら、大抵そうだと思います。
私もそうでした(苦笑)

失業保険は、現在では雇用保険になっていて、
もらえるお金のことは、失業給付金(基本手当)と言います。
なじみの無い言葉だと思うので、失業保険で統一していきます。

雇用保険に加入していて、失業した人が(雇用保険被保険者)
失業中の生活を心配せずに、新しい仕事を探し、再就職する為に、
支給されるものです。
| 失業保険 | 17:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
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日向 咲嗣
失業保険−聞いたことある!
もらい方−知らない(><;)
という人にぴったり。
基礎知識〜裏技まで、バッチリ載ってますよ。